海洋散骨をご選択される方の中には、「最期は自然に還りたい」「大好きな海（美ら海）に還りたい」「思い出の海に眠りたい」という生前からのご本人の意思、故人の遺言にそって選択される場合や海が好きだった故人を想う遺族の考えなどにより海洋散骨をされるケースと、墓じまいをするタイミングで散骨をご選択される場合などがありますが、最近では墓じまいをするタイミングでのお問い合わせを頂くことが大変多くなってきています。

墓じまいという言葉を最近よく耳にするようになりましたが、なぜこのような言葉が浸透するようになったのでしょう。

それは大都市集中社会や核家族化によって3世代で同居することが減り親元を離れ独立する家族も増え、お墓参りやお墓の管理が容易にできなくなってしまったことや、先祖代々お世話になっているけれどお寺との付き合いは特になく、信仰しているものもないという理由で寺離れ、宗教離れが増えていることが関係しています。

なかには金銭的な理由でお墓を維持できなくなってしまったというお客様もいらっしゃいます。

ただし墓じまいにも費用はかかりますし、そのお墓や遺骨に関わる親族の方々への同意も必要となりますので慎重に進める必要があります。

また墓じまいのタイミングで散骨をお考えの方からのお問い合わせが多く寄せられますがお墓に長く埋葬されていた遺骨と火葬した後の遺骨では状態が異なりますのですぐに散骨できるわけではありません。

長年お墓に納骨されていた遺骨は湿気により水分を含んでいるものや、土やカビにより腐食している場合もあります。

美ら海散骨では水分を含んだものや腐食してしまったご遺骨でも洗骨し乾燥させることで粉骨をすることが出来ます。

時間に余裕をもって考えご納得のいく形で、なによりご納得のいく業者を選んで依頼をして頂きたいと思います。