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散骨にはどんな種類があるの?

2023.11.08 レポート,散骨

自然に還る埋葬方法である散骨の様々な種類があります。
まず前提条件としてどの方法での散骨も火葬後の遺骨を粉末状になるまで粉砕する必要があります。また散骨する場所については現在日本で粉骨に関する法律がない為特別な決まりはありませんがそれぞれ粉骨に際してのマナーがありますので散骨業者を通して散骨されることをお勧めします。

散骨の種類ですが大きく分けて海洋散骨・山林散骨・空中散骨・宇宙葬があります。
<<海洋散骨>>
海洋散骨とはご遺骨を海に撒いて供養することです。散骨の中ではより一般的かもしれません。
海洋散骨はご家族様が粉骨に参加する「参加型」と散骨の業者が代理で散骨する「代行型」があります。

参加型散骨の場合は、人数や散骨場所によっても差はありますが一隻の船を貸し切って行う場合の費用相場は平均30万円~50万円です。
代行型散骨の場合は遺骨を業者に預け代理で散骨してもらう場合の費用は2万円~8万円程度です。

<<山林散骨>>
山林散骨とは、山や森にご遺骨を撒く供養のことです。
山林散骨の多くはお寺の所有する山や、散骨専用に設置された敷地内に撒かれます。またご自身で所有している山があればそこへ散骨することも可能です。

山林散骨の場合は費用の相場が5万円~10万円と比較的安価ですが散骨したい山や森林がある場合、私有地・国有地であった場合散骨ができない、または許可が必要となる為自分で好きな場所へ散骨するというのは難しいかもしれません。

<<空中散骨>>
空中散骨とは、主に航空機を用いて空からご遺骨を撒く供養のことです。故人が空が好きであったりスカイダイビングが好きだった方に人気があります。空中散骨は小型のプロペラ機やヘリコプターをチャーターして行われることが一般的で費用相場30~60万円です。
ヘリコプターであれば操縦士を除いて3~5人しか同乗できない為散骨できる人数が少人数となります。また天候にも影響されやすいです。

<<宇宙葬>>
宇宙葬とは故人の遺骨や遺灰を専用のカプセルに納めて打ち上げ、宇宙空間へ散骨する供養のことです。多くの場合はご遺骨をカプセルに入れたものをロケットに搭載して打ち上げられます。

ロケットを用いて散骨を行うため、費用は非常に高額になることが多く費用相場は100万円以上です。現時点ではあまり一般的ではありませんが日本でも宇宙葬ができる業者も少しずつ増えてきています。
また、宇宙葬に近く費用も比較的安価なバルーン葬という埋葬方法もあります。バルーン葬とは、故人様のご遺灰やご遺骨を納めたバルーン(風船)を、成層圏にまで飛ばして散骨するという葬法 です。費用相場は 20~30万です。


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