REPORT

海洋散骨は環境汚染にならないの?

2023.11.17 レポート,散骨

近年では環境汚染に敏感な風潮もあり、散骨は環境汚染になるというイメージがある方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか。

ご遺骨には、六価クロムという有害物質が含まれているのではないかという質問を受けることがあります。
確かにそのような物質が含まれていることがありますが必ずしも基準値を超える六価クロムが含まれているとは限りませんし、検出されない場合もあります。専門の業者による検査が必要になりますが検査をした上で六価クロムが含まれていれば、無毒化する処理が必要になります。
ですが海洋汚染にならないようにきちんとした業者であれば粉骨の際に、六価クロムを無害化する処理をしてから粉骨を行いますので散骨の業者も慎重に選ぶことが大切です。
また、この問題をクリアすれば骨の主成分はリン酸カルシウムなので環境破壊につながることはありません。

その他に、散骨業者は散骨する場所にも配慮しており、ご遺骨はルールに沿い2ミリ以下の粉末状にして水に溶ける紙に包み、それでも沖に打ち上げられることがないように沖合いまで船を出し、漁場にも重なることがないように場所を選んでいます。

また散骨時に献花・献酒時をすることがありますがこの際も環境への配慮が必要です。
お花を撒く際は花束ごと撒くようなことはせず、花びらだけを撒きます。またもちろんですが花を包むセロハンや輪ゴム等は必ず持ち帰るようにします。お酒を撒く際にも大量に撒くのは避け環境への影響を最小限にする必要があります。

きちんとルールを守り行えば散骨が環境汚染につながることはありません。
きちんとした業者を選び散骨を行いましょう。


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