REPORT

宗教と海洋散骨

2023.11.24 レポート,粉骨

葬送の方法と宗教は切っても切り離せない問題ですがお墓に入らず海洋散骨を希望した場合の宗教との関係・問題について考えてみましょう。

故人をお見送りするときには、やはりお坊さんに御経をあげて欲しいと思う方もいらっしゃいますし、故人が信仰していた宗教がある場合その方法で送りだしてほしいという方もいらっしゃいます。
しかし散骨に関しては宗教や宗派にとらわれずに行うことが可能です。しきたりや宗教の形にとらわれない、自由に行えるというのが海洋散骨の魅力でもあります。

現在では日本を含め全世界的に宗教離れが進んでおり、日本人の約半数が無宗教のようです。散骨はそのような時代のニーズに応える供養の方法ともいえるでしょう。また、お見送りする側も宗教は宗派にかかわらず、自分が思うような形で参列することができます。

従来の供養では故人のご遺骨はお墓へ納骨することが一般的であったため、散骨は「縁起が悪いことではないのか」「成仏できないのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんがそんなことは全くありません。関わる方々の気持ちが一番大切です。
また日本において太古より亡くなられた方の命は自然へ還り、また自然から命を授かるという考えがあったため、散骨は古くから行われていたと言われています。そのため、散骨は故人を自然に還すということは人間本来の供養のかたちとも言えるのではないでしょうか。

海洋散骨では写真を見ながら故人の思い出にゆっくり浸ったり、音楽をかけて賑やかに送り出すことも可能です。
約1年前、石原慎太郎さんの遺言の元神奈川県葉山町の海でご家族が散骨式をあげていた様子がテレビで放映されていました。
海が大好きなお父様の様子を語られ、汽笛を合図にご遺骨を海へ。お父様の思い出を笑顔で話され送り出されていました。
故人、ご家族様の思いの通りに散骨が行えるよう、心に残る最期になるよう弊社としてもお手伝いができればと思っております。


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