REPORT

心の負担にならない為に・・・

2023.12.08 レポート

これまで葬儀を行った後ご遺骨はほとんどがお墓に納骨され、お墓は子孫が引き継いで管理・供養をしていくというのが一般的な供養の形でした。
昔のように大勢が集まることも少なくなってきたように思いますがお盆やお彼岸の時期に人々がお墓参りをしています。

しかし、これまでのようにお墓をそのまま維持し続けることは次第に困難になってきています。
たとえば、人口減少によりお墓を引き継ぐ人がいない場合には、その後のお墓の管理はどのようになってしまうのでしょうか。
自分は遺骨は散骨してほしいと望んでいたとしても自分が生きている間に先祖の墓じまいをしようと決意された場合で今から同意を得ることもできませんので墓から引き取った先祖のご遺骨をどうしたらよいのかわからなくて困っているという場合もあるのが現実です。お墓を引き継げるご家族がおられる場合でも、遠方に住んでいるお子様にお墓参りやお墓の管理などの負担をかけたくないと悩まれている方もおられます。また、引き継いだお墓がない場合でも経済的な事情でお墓を購入することはできないという方も増えています。
このような方々は、これからもお墓を守っていくべきか、お墓に納骨する以外の方法に変更すべきかとても悩まれます。これまでのように遺骨はお墓にあるべき、子々孫々まで受け継いでいかなければいけないとう考えの方も少なくはないでしょう。しかし、現実にはその「お墓」という存在が負担になってしまい今後のことが不安になってしまうというのは本来の供養の本質とは離れてしまうのではないでしょうか。

現在お墓に納骨して供養する以外の選択肢も増え許容されつつあるのが現状です。
なによりも供養で大切なのは故人を思うことです、お墓がこれからの世代にわたって心の負担にならないようよく考えて選択して頂きたいと思っております。

 


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