REPORT
海洋散骨を行う際のマナー
故人様が大好きな海へ還ることを願い行う海洋散骨ですが、まだメジャーな葬送ではないためそのルールや決まりなどを把握していない人も少なくないかもしれません。
せっかくの海洋散骨でもマナーを守らなければ故人様が悲しむことになるので、海洋散骨を検討している方はぜひそのマナーを知っておく必要があります。
今回は、海洋散骨を行う際のマナーを4つご紹介します。
海洋散骨のマナー
一般的な葬送と同じで、海洋散骨にはいくつかのマナーや決まりがあります。
ここでは4つご紹介します。
・海域を選ぶ
「海が好き」「沖縄の美ら海(綺麗な海)に散骨する」など海洋散骨を希望される場合、どこの海域でもOKというわけではありません。
散骨する場所や海域には十分な配慮が必要で、自治体によっては海洋散骨自体を禁止にしているところもあります。
日本の法律的には海洋散骨自体はマナーを守れば違法ではありませんが、海域を選ぶのは個人では難しいので海洋散骨を取り扱う業者に依頼することをおすすめします。
・自然に還る副葬品のみ
海洋散骨は自然葬の1種なので、故人が大切にしていた私物などを一緒に!と思うかもしれません。
ただし、自然に還らないものは基本的にはNGになります。
故人の大切な儀式によって海洋汚染などの原因になれば本人も悲しいでしょう。
・遺骨は粉末状にする
海に散骨する際の遺骨は自然に還りやすいように2ミリ以下の粉末状にする必要があります。
それを水溶性の紙袋に入れて、そのまま海に撒きます。ご自身で遺骨を砕くことも不可能ではありませんが、決まり通りの大きさにできるかはわかりません。
そして大切な人の粉骨は想像以上に難しいものです。
・当日は動きやすい服装
海洋散骨を行う当日はなるべく楽な格好で行きましょう。
乗船場所は公共施設で他にもいろいろなお客様がおり、中には観光や結婚式などの利用もあるので周りの方への配慮として普段着で動きやすい服装がベターです。
また乗船場所には段差がある場合もあるのでハイヒールなどは避けたいです。
まとめ
今日は、海洋散骨のマナーについてでした。
海に還してあげるにはただ単に散骨すればいいわけではなく、いくつかの決まりがあります。
それらをしっかり守り節度のある散骨をすることで、故人様も心から喜んでくれることでしょう。